シナリオ作成講座の解説(1)

 超久々の更新って事で、id:standbyの人からシナリオ作成講座の課題内容の意図の解説を課題に出されてみたので、軽く解説編と行ってみるで。
 まずはこちらを参照で、

 で、まずは前提条件として、

  • この課題の目的は、最終的にはシナリオを完成させることにある。
  • 課題の過程における成果物は、必ずしもシナリオの完成に直結するものではない。
  • 課題の意味を考えつつ成果物を作成しなければ、少なからず手戻りが発生する。しかしそれは、不正解であるということではない。もっと言うなら、手戻りは必ず発生するものである。
  • 課題は、道筋をつけるものであって、回答が用意されているものではない。

 と、有ることを前提に各課題内容を分析してみる。

課題1:「自分の萌えるキャラクターをTRPGのキャラクターとして紹介せよ」

 こちらは、課題の段階で半分答えが出ているようなものだけれど、原題目は「自分が萌えるキャラを文章に書き出して説明する」と、なっている所から「自分の萌えるキャラクターをTRPGのキャラクターとして紹介せよ」となっている。
 「自分の萌えるキャラクター」というのは、自分が萌えるに値するだけ思い入れを持つことが出来るキャラで、それを「TRPGのキャラクターとして紹介」することで、そのキャラクターを構成するのに必要な要素を書き出す。
 この課題が意図するところは、これから作っていくシナリオのメインとなるキャラクター、F.A.R.E風のTRPGシステムで例えるならPC1的な立場にあたるキャラを構築する事にある。
 思い入れが強いキャラのその周辺情報を固めておくことによって、この後の課題にある、そのキャラを活かす状況やその周囲の環境を構築するための基盤としている。
 一つのキャラを元に、その周囲の状況を作っていく手法は、シナリオ作りでは一般的な方法で、まずはそのキャラを自分の手に負える範囲のモノとして作ることで、シナリオ作りの練習とすることを目的としている。
 なので最終的には、この部分を他人の作ったキャラクターに置き換えて作れるようになれば、あらゆるシナリオ作りに転用していくことが可能になるものとなる。
 ……って、感じなモノだと分析してみる。