シナリオ作成講座の解説(3)

 貯金を一気に使い果たそうと、連チャンに見せかけた日分けスタイル!
 そんな訳で、早速次の課題に!

課題3:「課題1で作成したキャラクターの障害となるキャラクター、あるいは組織、あるいは現象を設定せよ」

 こちらも、課題から意図を推測しやすい部類のものである。
 先ず前提として、シナリオというモノは物語である*1。よって、シナリオを作る為には物語を構成する最低限の要素、「舞台背景設定」「登場人物」「事件」の3つの要素を用意する必要がある。
 まず、メインの登場人物については課題1で用意されている。
 次に、「舞台背景設定」については、これはその他の2要素の設定によって柔軟に変更する必要のある部分なので後回しにする。ただし「舞台背景設定」が先にありきで作られるモノ*2もあるので、作成順についてはどうであっても問題はない。
 そして最後に「事件」。
 ここが今回の課題3で設定される部分となる。
 どんな物語であっても、メインキャラが何の事件にも終始遭遇せずに居ると言うことはあり得ない。それは言わば起承転結のうち「起」が発生しないことを意味するので、例えそう言ったものがあるとしたら、それは物語ではない*3
 話は逸れたけれども、そんな訳でメインキャラに関わって障害となる人物、組織、現象を設定することによって、漸くシナリオを作るのに必要な材料が集まったと言うことになる。
 これらが設定されることによって、そこから派生してシナリオに必要となっていく要素を「舞台背景設定」「登場人物」「事件」のそれぞれの要素に付け加えていき、全体を組み立てることによって、シナリオが完成するのであった!
 って、な感じでどうよ?

*1:厳密に言うと、TRPGのシナリオは物語から台詞台本を取り除いたようなものとかそんなの

*2:既存システムを利用したTRPGのシナリオなど

*3:主人公が事件に関わらずに周りの人間が……と、言った話は存在するが、それはその物語にとっては周りの人間の方がメインキャラとなっているだけであって、誰が主人公かどうかは関係ない