シュネルギアの稼働限界時間
久しぶりの更新という事で、本日はシュネルギアの稼働限界時間に関する考察。
シュネルギアの稼動限界時間については、ルールブック及びGF誌の各種記事に正確な記述が無いので、現実の兵器である戦闘機をベースに考察してみる。
現実の戦闘機のカタログスペック*1から、外部増糟をフルに積むんでの巡航速度での航続可能時間は4時間弱ほど、同条件での最大戦闘行動半径は最大航続距離からみて1/4とちょい程。距離を巡航飛行での時間に治すと1時間強。
まあ、戦闘前に外部増糟を投棄したりして戦闘行動及び帰還を考慮しての距離がそれくらいだろうと言うことと、燃料満載状態からアフターバーナーをフル稼働させての全力飛行が15分〜20分程度でエンプティとなると言うところから、実質戦闘可能時間を類推すると15分〜30分程ってところか。*2
参考文献
F-15E ストライクウイング http://f15.hp.infoseek.co.jp/
「シュネルギアの稼働時間が極端に短い」という表現をこの辺りを参考に検討すると、最大出力の全力戦闘稼動で5分、標準出力での戦闘稼動で10分、持久戦目的での出力をセーブした戦闘稼動で長くて20分、非戦闘巡航稼動でも1時間持たないくらい*3が稼動限界の目安なんじゃないかなと予想する。*4
これほどまでに稼働時間が短いので、1分すら無駄にしない為にHOXXBで戦場ギリギリまで輸送してからの出撃と言う手準が取られて居るんだと思う。
戦闘機レベルで巡航稼動に余裕があるなら、わざわざ普通に戦闘機で迎撃可能な距離の敵に対して、戦闘機より圧倒的に速度を出す事のできるシュネルギアを、基地から発進させずに輸送機で運ぶという運用はしないだろうしね。
ちなみに、機体自体の受肉による稼動限界・天使化と、ギアドライバー本人自身及びナビゲーターの天使化*5は、関連はありつつも別個って感じやね。
ギアドライバー自身の聖霊力が高く、エーテル出力の高い機体*6はそれだけ受肉も早く稼動限界時間が短いだろうけど、ギアドライバー自身の聖霊力が低くエーテル出力の低め*7の機体であっても、人型という形状が天使核の力を最大限に引き出し、受肉を促される性質を持つ以上、長時間稼動させれば機体自体が天使化することには変わりは無い。
また、ギアドライバー本人自身のアガペーは、高エーテルに当てられる事により上昇を促されると言うのはあるだろうけれども、それよりも、ダーザインによるこの世界に繋ぎ止める絆の深さの個人差や、黒い天子核をもつものとしてのエーテル瞬間放出量*8の違いなど、さまざまな要素で短時間での上下の方が激しいかな。
こちらの方は、機体の受肉と違って、一定の限界*9さえ超えなければ、暫く急速を取れば平常値*10に戻るものだと思うし。
……なんとなく、この一定の限界を超えた状態(アガペーを減少させることができなくなった状態)を天使病とか呼びたくなった。もしくはエーテル中毒とかそんなのか。まあいいや。
まあ、シュネルギアの稼働時間に関してはかなり慎重に管理されているだろうから、事故率としては事前に予め限界を把握できる機体受肉による天使化、暴走の可能性自体よりも、公式シナリオ1をよろしくギアドライバー本人自身のエーテル放出量限界*11による事故の方が圧倒的に多そうな感じやね。