正史の運用について
エンゼルギア -原罪証明書-の正史シリーズは、本来はGM持ち回りでの連作形式を想定して運用しています。
ベースラインが分からないのでやりようが無いという意見が多いので、こちらに情報を載せて行くことにするべ。
まず、基本的にどこへ向かって進んでいると言うのは、現時点では存在しない。
現段階では、方向を決めるための仕込みを行っている段階といえる。
ただし、一話から七話とやってきて、何も定まらず完全にベースラインの無い状態のままであるという訳ではないので、現在動いているベースラインについては後述。
我輩の持っている正史枠のイメージを端的に言うと、作品のクロスオーバーの無いスパロボ*1的な感じって所かな。
ヤシマにせよ、統一帝国にせよ、合衆国にせよ、ヴリルにせよ、それぞれ一枚岩ではなく、それぞれの思惑で動くグループが存在し、それぞれの思惑が交錯することで物語が連なると言った感じ。
スパロボでは、このそれぞれの勢力が別々の作品になるわけだけれども、あくまでそれはエンゼルギアの世界に内包される存在であることが条件*2。
また、正史全体を通しての主人公は設定しない運用形式。所謂、一人の主人公を追いかけて行くもの*3ではなく、複数のエピソードの結果世界が描かれていく形式を想定している。
第一に、主人公一人を追うタイプの話ならば、準キャンペーンではなく、普通のキャンペーンでやればいい*4わけだし、一人を追っていく作りにしてしまうと、その一人の担当PLが何らかの理由で長期参加できなくなる場合に、展開自体がとまってしまうからや。
イメージとしたスパロボにしても、一話一話で見ればそれぞれの話に主人公が存在する形で作られていたりするし、作品全体での主人公が存在していたとしても、一話一話すべてでPC1的な主人公を務めているわけではない。
まあ、最近のオリジナル主人公選択式の作品とかの場合は、主人公毎に別々のストーリーラインが存在したりするけれども、作品としての全体の流れは共通となっている。
逆の見方をすれば、仮にそれぞれの主人公が存在しなくても作品としては成立するといった形式になっているといえる。
そもそもスパロボのあれって、シナリオ全体はともかくとして、一話一話それぞれ別々のシナリオライター*5によって書かれているそうだしね。
つまりは、そんな感じの運用形態を目指したいなと言った感じだ。
次に、現状踏襲している正史のスタイルとして何点か挙げると、
- シナリオタイトルは日本語
- シナリオタイトルにサブタイトルはつけない
と、まあ本筋にあまり関係ないものはさらっと流して、
舞台としては2001年のヤシマで、PCの面々は主に新規に編成されたシュネルギア隊(詳しくは、正史 第一話や新生独立シュネルギア大隊(1)を参照)を中心として活動するお話。
その他の注意事項をざっくりと言えば、
- アナザーで無いと出来ないネタはやらない
と、言った所かな。
例をあげると、
・世界観に連続性を持たせる為にも、参加PCがシナリオの結果死んだりするのは構わないけれども、未参加PLのPCがシナリオの結果死ぬ事となるもの*6。
・同理由にて、シナリオの結果、過去*7の改変が発生するもの。
これには、タイムスリップものの他にも、同じキャラが何度も着任シナリオを行ったり、過去のシナリオと矛盾を伴う演出なども含む。
・その他、世界観全体に破綻をきたすもの。継続が不可能となるものなど。
そんなわけで、今日のところはこのくらいにしとく。
次回は、一話〜七話までに出た伏線要素と裏設定については、とか記載しようと思っておるで!
なんか他に、出してほしい設定の部分や決めておいてほしい部分などがありましたら、適当にコメント欄にでも書き込んで置いてくださいな。