第一話で出た伏線要素と裏設定

 とりあえず、現在までの正史シナリオで出した情報、伏線要素、および裏設定をつらつらと。

第一話『蒼空に舞う桜』

  • 粗筋:瑞穂基地再建も早々、合衆国が攻めてきたというお話。
  • 時期:2001年 3月下旬

シュネルギア独立大隊
 基本編成については新生独立シュネルギア大隊(1)を参照。
 それぞれの中隊には通常の小隊に加え、「常時編成とせず、必要に応じて中隊間及び部隊間を問わず、現在任に付いていない者から任意の人員を持って構成できるものとする。」とされた独立小隊を配する。
 それぞれの中隊と独立部隊の対応については下記のとおり。

第一中隊:ヴィヴリオ【大佐】
独立小隊"フェンリル" 指揮官:直轄
第二中隊:ルドルフ・フォン・シュトロハイム【中佐】
独立小隊"ニーズホッグ" 指揮官:御前 静【中佐】
第三中隊:ゲラルト・エルト・ヴァ−ランド【中佐】
独立小隊"ガルム" 指揮官:直轄
第四中隊:シュナイダー・ルフトアイゼン【中佐】
独立小隊"ヨルムンガルド" 指揮官:直轄

 独立大隊にはこれに加え、大隊直轄の瑞穂基地スクランブル防衛専属である独立小隊"アイギス"が別途に存在し、専属メンバー及び交代当番制のメンバーによる24時間3シフト制で常時スクランブル対応を可能としている
 また、独立小隊を除くそれぞれの小隊には、第一中隊から順に1〜12の通し番号が振られており、それぞれの小隊の識別コードはA〜L、フォネスティックコードにちなんで、「アントーン、ベルタ、ツェーザー、ドーラ、エーミル、フリードリヒ、グスタフ、ハインリッヒ、イーダ、ユリウス、カウフマン、ルートヴィヒ」となる。
 
 また、各中隊の特徴としては、

  • 第一中隊:1999年の開戦時から今までのシュネルギア部隊の延長線上のもの。ギアドライバーなどの公式NPC系の多くがこちらに配置されている。なお、公式の記述の通り、司令であるヴィヴリオ大佐はヴリルとの関連性があると思われる*1
  • 第二中隊:シュトロハイム中佐はヤシマ陸軍への癒着の疑惑が上がっている将校で、出世欲が強いがわりと小心者。なぜか第二中隊だけは独立小隊が直属ではなく専属の指揮官を御前中佐が務めている。なお、御前中佐はヤシマ海軍から配属されている。中隊の特性としては、主にヤシマ陸軍と連携した制圧作戦などを得意とする。独立小隊については、恐らくヤシマ海軍に対する協力を得やすかったりするかも。
  • 第三中隊:ヴァーランド中佐は再編前は統一帝国空軍で指揮官を務めており、設定上、瑞穂基地指令ハルトマンとも懇意な間柄である。中隊の特性としては、主に統一帝国空軍と連携した作戦を得意とする。
  • 第四中隊:ルフトアイゼン中佐はG3情報部系*2出身の将校である。中隊の特性としては、実戦配備状況としては、他の中隊に比べ1世代は古いものとなっているが、開発部と密に連携し、主に実験機の運用を前面に行っており、実験中隊的な特性を持っている。よって、正式量産となっていない新型機の多くはこちらで運用を行うことが多い。

 
 第三中隊指揮官のヴァ−ランドと、第二中隊独立小隊指揮官の御前についてはそれぞれPL持ちのPCであるため、主に扱い勝手の良い部隊としてはヴィヴリオの直轄隊である第一中隊の独立小隊か、ルフトアイゼンの直轄隊である第四中隊の独立小隊かになるのかな。
 
 独立小隊制については、ギミックとしては各シナリオ毎に編成の異なるPC達に合わせたご都合主義設定だが、正史内の経緯としては、第一話でジークも指摘しているとおり、シュネルギア推進派として保持戦力を増強しつつあるヴィヴリオに対する保持戦力の分割工作、及び、各派閥の軋轢の活性化などの意図で工作されているものである。
 なお、2001年時点では瑞穂基地以外にも内地でのギアドライバー及びナビゲーター候補生が存在し、少数ながら一部の基地にはシュネルギアが配備されている。
 ただし、その少数の配備のうちの何れもが、表向きにしろ裏面にせよ何らかの派閥、もしくは組織に関わる理由で配置されていて、純粋に派閥間、組織間の利権の絡まずに配備されているものは恐らく無い。
 
レドーム付きのフーファイター
 ヴリル・ソサエティの実働部隊を所有する一派(仮にヴリル派閥Aとする。これ以上の詳しい設定は未確定)に所属する情報収集用のフーファイター。
 ヴリル派閥Aは、他のヴリルの派閥と比べて瑞穂基地内部に足掛かりとなる人材を送り込めていない為、実働部隊を用いた情報収集などでその差を補おうとしている。
 
潜水空母
 合衆国技術部によって開発された天使動力による天使兵運用空母。通常空母としての運用のほか、潜行機能を有している。
 輸送スペックとしては、多数の融合天使戦闘機のほかに、運搬の為に特殊な封印を施した力天使級、及び主天使級の天使兵を2体まで運用可能。
 ここで使用された融合天使戦闘機は、通常の戦闘機が受肉の結果変化したものではなく、融合天使戦闘機になるべくして製造された戦闘機に後述の召喚陣を形成するための呪術を施したものである。
 なお、第一話の時点では搭載された全ての戦力を出し切っておらず、第二話で登場する寄生型の天使を格納した状態で次の任地へと向かっている。
 ちなみに、元ネタは鋼鉄の咆哮の長巨大潜水戦艦ドレッドノートの空母偽装版であることは言うまでも無い。
 
・天使兵の召喚陣
 ここで召喚された天使兵は天界の門より召喚されたものではなく、上記の空母に搭載された力天使を転送したものに過ぎない。
 裏設定としては、今回の話で登場した天使兵は、合衆国天使十字軍本体に属するものではなく、合衆国の法王*3直属以外の天使兵の運用を研究している派閥による運用試験を兼ねたものである。
 天使十字軍が自ら運用するならば、わざわざこのような手の掛かる事はしなくて良いしね。
 
NPC:リザエル
 PC,ジークフリードの関連NPCで、G3情報部の完全機械化兵推進派(シュネルギアなど不確実な兵器よりも完全機械化兵の量産を推進している派閥)に所属する人物。
 詳しい設定などは、きっとid:standbyの人に聞けば教えてくれると思う。
 追記:教えてくれました>TRPG履歴:リザエル 
 
 とりあえず、第一話はこんなところ。
 第一話の裏のテーマとしては、ヤシマ内の派閥、統一帝国内の派閥、ヴリル内の派閥、合衆国軍内の派閥と、各勢力の一派を登場させたといった感じになっていたりする。
 
 何か他に公開が必要な情報などがありましたら、コメントなどで指摘をよろしく。

*1:こちら側で特に設定しているものはありません

*2:ヴィヴリオや完全機械化兵推進派とは別派閥

*3:総統