冒険者養成学園制度

 PCは、特に他の設定を望む場合を除いては、冒険者養成学園の生徒として登録されます。
 舞台となる世界では、「冒険者(クエスター)」という職業は、ライセンスの必要な一般的な職業のうちの一つであり、ライセンスを持つ事により優遇、もしくはライセンス自体を条件とした職種が充実している為、クエスターを目指す者は多く存在します。
 冒険者養成学園は、クエスターを目指す者達に対する教育と、クエスターライセンスの発行を行う公的機関となります。

エスターライセンス

 冒険者養成学園に所属するクエスターは、その実力と実績により5段階のクエスターランクに応じたクエスターライセンスが学園から発行されます。
 クエスターライセンスのランクにより、各クエスター斡旋所による上位の依頼を受けれるようになるほか、各国のクエスター協会関連設備の使用許可や、その他の特典などが利用できるようになります。
 また、クエスターとして必要な各種技能の集大成の分類であるクラスは、クエスターランクに応じて履修許可が下ります。
 クエスターとしての教練は、冒険者養成学園に通うほかには、マイスターランクのクエスターに弟子入りするという方法があります。

レアリング(見習クエスター)

 クエスターとしての実力が不十分な見習段階。
 基本クラスを履修し、クエスターとしての技量をつけていく期間です。レアリングのライセンスでは、斡旋所を通さない個人的な依頼を除いて学園以外からのクエストを受ける事ができません。
 ランクボーナス:基本クラスを取得可能になる
 必要ベースレベル:1

アンファンガー(駆け出しクエスター)

 クエスターとして駆け出しと言えるレベルの技量を身につけた段階。
 応用クラスの履修が許可され、学園以外の各所からの依頼を受ける事が可能になる期間です。アンファンガーのライセンスでは、各町に点在する斡旋所(クエスターギルド)から、アンファンガー向けのクエストを受けられるようになります。
 ランクボーナス:応用クラスを取得可能になる
 必要ベースレベル:3

ゲゼレ(一人前クエスター)

 クエスターとして一人前の技量を身につけた段階。
 一人前のクエスターとして認められ、専門クラスの履修が許可されます。ゲゼレのライセンスでは、クエスターギルドで扱う多くのクエストを受けれるようになるほか、クエスター向けの各種機関の使用許可が下りるなど様々な特典があり、各クエスターが目指す最初の目標地点と言えます。*1
 特にこの段階以上を望まない場合は、ゲゼレのライセンス取得と共に冒険者養成学園を卒業する事が可能になり、後はその後の活動と実績の記録からより上のランクを目指す事が可能となります。
 ランクボーナス:専門クラスを取得可能になる
 必要ベースレベル:5

エクスペルテ(熟練クエスター)

 クエスターとして熟練者と言える技量と実績を身につけた段階。
 ゲゼレから経験を積み、熟練のクエスターとして認められるレベルの活躍を行ったクエスターに与えられる資格で、活動圏の地方ではそれなりに名前の知られるクエスターと言えます。エクスペルテのライセンスでは、クエスターギルドのほか、各国の城で取り扱われるクエストを受ける事が可能になり、ゲゼレの時よりもより多くの公的機関のフリーパスを得る事ができます。
 ゲゼレのライセンス取得後、卒業を選択しなかった場合は、エクスペルテのライセンス取得と共に強制的に卒業となります。
 ランクボーナス:取得済みの応用クラスから一つを選択し、特化ボーナスを得られる
 必要ベースレベル:7

マイスター(教員資格保有エスター)

 一級品の技量と経験と実績を保有し、一流のクエスターと呼ばれる段階。
 エクスペルテからさらに経験と実績を積み、一流のクエスターとして認められた者に与えられる資格で、マイスターランクともなると、全世界的に名前の知られる存在となります。マイスターのライセンスでは、国家情勢に関わるクエストを受けられる信用度を得るほか、クエスター候補生を公式に弟子として採用する事が可能になります。また、望むならクエスターを育てる冒険者養成施設を新たに開く事が可能となります。*2
 ゲゼレ以下のクエスターからは憧れる存在であり、エクスペルテのクエスターからは目指すべき目標となるランクです。
 ランクボーナス:取得済みの専門クラスから一つを選択し、特化ボーナスを得られる
 必要ベースレベル:10

*1:この世界の純粋にクエスターの道を極めようとしている者を除く大半のクエスター志望者は、ゲゼレのライセンスを取得したらそれで満足し、それ以上は望みません

*2:この為、必然的に各冒険者養成学園の学長は、マイスタークラスのクエスターである事が多い。(国家的に作られたものや、創設者がマイスタークラスでその後の世代に継承されている施設も存在する)